その「甘い」評判とは違って、チョコレートのグリセミック指数(食後の血糖値上昇の程度を、食品ごとに数値化したもの)は高くありません。
これは、ほかのキャンディや甘い食べ物とは違い、チョコレートが血糖値を抑え、血管を締め付けるような状態にはしないことを意味しています。血糖値のまるでヨーヨーのようなアップダウンのせいで、あなたの気分やエネルギーレベルはくずれ、本当は空腹ではないのに空腹を感じるといった自然な空腹の感覚を失ってしまいます。
チョコレートのグリセミック指数が低いということは血糖値に注意しないといけない人にとっては、必ずしもいいニュースばかりではありません。ビターチョコレートとココアに含まれる抗酸化成分は、インスリンやグルコースへの細胞の感度を強めている間にも糖尿病の発達を促す不健康な血管や弱まった血液の循環を助けています。
ビターチョコレートとココアは、フラバノールという、血流を高め、血管を健康に保つとされる植物ベースの抗酸化成分が豊富です。その他の抗酸化成分でみなさんが聞いたことがあるのは、ビタミンCやビタミンEでしょう。
これらの同じフラバノールは、糖尿病の危険性がある人にとっては、よりよく血糖値をコントロールするために細胞内で正常な機能をするのに役立ちます。
インスリンは糖分が細胞の中に入り、エネルギーを供給するために細胞のドアを開ける鍵です。インスリン免疫といわれる状態が強まると、あなたの体が作り出した適切な量のインスリンは正常に動作しなくなります。細胞は血流に糖分を出すために開くことはできません。結果として、血中にはより多い量の糖分が残ることになります。フラバノールは、細胞の内側に窒素酸化物を生成し、そして細胞が再び糖分を受け入れるように刺激するとされています。

